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コラム

隅田川歳時記

十月

第1土曜日 / 木場の角乗り・深川の力持ち

仙台堀川公園にて。「ふるさと東京まつり」の奉祝行事として行われる。深川に貯木場ができたのは元禄16年(1703)で、木場の材木運搬にともなって江戸時代から伝承され発達した曲芸の「木場の角乗り」。物資の集散地として栄えた深川佐賀町周辺にはたくさんの倉庫が建ち並び、深川佐賀町の米問屋や酒問屋で行われていた米俵、酒樽の運搬から派生した余技の「深川の力持ち」が行われる。共に都の無形文化財。

第1日曜日 / 江戸神輿大会
浅草寺一帯=大東京祭に協賛した、20数基の神輿が勢ぞろいして勇ましく練り歩く。
12日 / 時雨忌
芭蕉記念館・芭蕉稲荷にて
中旬〜11月上旬 / 菊花展
浅草寺にて。各地で催されている菊の鑑賞会で、18日には「菊供養会」の菊を供養する法会が行われる。特設会場には懸崖などの盆栽が展示される。
17日 / 十夜法会・百万遍念仏回向
浅草寺ほか
18日 / 菊供養・金龍の舞
浅草寺にて。信者の人々が菊の花を供え、祈祷を受けた菊と交換して持ち帰る。また、菊の花を枕に敷いて寝ると、頭痛が治るという。
下旬 / 浅茅(あさじ)会浅草おどり
浅草公会堂にて
28日 / 写経供養会
浅草寺にて

十一月

1〜6日 / 東本願寺報恩講
東本願寺にて。親鸞上人の忌日に、浄土真宗の信者が祖師の恩に報いるために行う法会。
3日 / 白鷺の舞
浅草寺にて。慶安5年(1652)住吉晃慶の筆による『浅草寺慶安縁起絵巻』の祭礼行列に見られた鷺舞を、昭和43年に「明治百年記念行事」の一つとして再現し、浅草寺に奉納した。白鷺に扮した舞手の女性8人と武人、楽人など40人余の行列が平安時代の名残りをとどめる。
酉の日 / 酉の市
鷲(おおとり)神社にて。商売繁盛の神様として信仰を集めて参詣者でひしめきあう年の瀬の風物詩。三の酉まである日は火事が多いなどといわれるが、そんな悪運を取り払い、幸運だけを掻き集めるのが名物の熊手。
11〜16日 / 西本願寺報恩講
西本願寺にて。親鸞上人の忌日に祖師報恩のために行う法会。
15日 / 七五三
22〜23日 / 靴のめぐみ祭り市
玉姫稲荷神社にて。地元の製造業者、卸問屋がところせましと履物を積み上げ、大安売りの市。
23日 / 一葉忌
一葉記念館にて。天才小説家の樋口一葉の命日にちなみ催される。生活苦にもめげず、名作『たけくらべ』などを発表、その構想は竜泉時代にできていた。その一葉を記念して昭和36年落成したのがこの記念館。
下旬 / 報恩講
東京本願寺にて
下旬 / 奥山の観光祭り
浅草寺にて。五重塔前の通りから、本堂裏手へかけては、奥山と呼ばれ、茶屋や見世物小屋などがたくさんあったという。それをちなんで、江戸自体の奥山を再現して見せてくれる。

十二月

5日 / 納めの水天宮
水天宮にて。安産と水の守り神である水天宮の縁日の最終日。
8日 / 成道会(じょうどうえ)
浅草寺にて
12日 / 御宮殿(ごぐうでん)御煤払い
浅草寺にて
13〜14日 / 元禄市
本所松坂町公園周辺にて
14日 / 赤穂義士祭
本所松坂町公園にて。午前中が稲荷前で「義士祭」、午後から「吉良祭」が開催。吉良祭は昭和48年から加わった。
14〜下旬 / ガサ市
浅草寺にて。新春を飾る正月飾りや縁起物、雑貨などを売る卸市を歳の市という。ガサ市はしめ縄など正月飾りを扱う歳の市。荷さばきの時「ガサガサ」するのでこの名がある。
17〜19日 / 羽子板市
浅草寺にて。浅草寺境内裏で開かれるガサ市と、表で行われる年の瀬を彩る羽子板。文政年間頃に初正月を迎える男子には破魔矢を、女子には羽子板を贈る習慣があり、歳の市で正月用品としてこれを売ったのに始まる。その年に人気を呼んだ人物なども顔を見せ賑っている。
冬至 / 星供養会
浅草寺にて
冬至 / 冬至祭
波除稲荷神社にて。鎮魂一陽来福の神符授与。
冬至 / 冬至祭
鉄砲洲稲荷神社にて。金銀富貴の神符を授与。
25日 / 開山・世代総回向
浅草寺伝法院にて
28日 / 納めの不動
深川不動堂にて。この日が不動様の最後の縁日。
31日 / 除夜の鐘
浅草寺弁天山にて。
31日〜1月6日 / 修正会
浅草寺にて。杖で鬼を追う。

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