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コラム

浅草歴

最近浅草では昔ながらの催しに加え、新しい物も増えてきています。
古い町浅草。歴史ある町浅草。しかし新しい町。これからの町でもあるのです。

そんな浅草、またはその近辺での催しです。屋形船等ご利用の際にご参考にしてみて下さい。

一月

初詣

大晦日の夜から都内でも有数の人出となり、屋台なども出て賑わいます。昭和の初期の頃までは除夜詣という言葉が使われていたそうです。
今では除夜の鐘がなって年が明けてからお参りする人がたくさんいますが、昔は日の出、日の入りで一日を分けていたそうです。そんな考えから、除夜の鐘が鳴る頃に出かけ、初日の出を拝んでから参るのが初詣とされていたそうです。
良くも悪くも昔の人たちは粋で洒落ていますね。何をするにも遊び心みたいなものがあって。
ちなみに、除夜詣には普段着で出かけ、初詣には晴れ着を着て出かけたそうです。

浅草・浅草寺の初詣は、除夜の鐘が鳴らされるまでは仲見世の宝蔵門あたりの門が閉じていて中には入れません。除夜の鐘が鳴り始める頃にその門が開きお参りが出来ます。
正月の三が日はものすごい人出でお参りをするのにも一苦労です。交通規制もかかるほどで、周辺では毎年大渋滞が起こってます。

七福神詣

江戸時代から庶民の間で流行りだしたと言われている七福神めぐり。七福神の発生は中世頃といわれ、江戸時代に七福神詣の風習も出来、あちこちに七福神を祭る神社仏閣が出来、一年の平穏を祈る事から正月の行事となっていきました。

各地方にもたくさんありますが、もちろん浅草にもあります。福徳の神七福神。お近くの七福神をお参りしてみてはいかかでしょうか。
ちなみに管理人は隅田川七福神をお参りしています。

  • 大黒天 > 浅草寺
  • 恵比寿 > 浅草神社
  • 毘沙門天 > 待乳山聖天
  • 布袋尊 > 橋場不動院
  • 弁財天 > 吉原神社
  • 福禄寿 > 今戸神社、矢先神社
  • 寿老人 > 石浜神社、鷲神社

おまけ
東京の七福神を巡るコースは色々あります。浅草はもちろん、管理人の行く隅田川七福神を始め、下谷、亀戸、深川、日本橋などなど。
今では観光バスで巡るツアーもあります。行かないよりはバスでも行ったほうが良いですかね?
でも、出来れば歩いて周りの景色や町の歴史や文化などに触れながら歩きたいですね。

  • 大黒天 > 五穀豊穣の神
  • 恵比寿 > 漁業、農業、商業の神
  • 弁財天 > 芸術、学業の神
  • 布袋尊 > 幸福をもたらす神
  • 福禄寿 > 幸福、高給、長寿の神
  • 寿老人 > 長寿の神
  • 毘沙門天 > 厄除け、難除け、財産をもたらす神

七福神の神様は、当たり前ですが7人おり、一人一人が違うことを得意としています。
ただ一人の女神の弁財天。同じく一人だけ日本の神様の恵比寿様。
さあ、何をお願いしますか?
とりあえずは今年も何事もなく平和にかな?

出初式

下町風情溢れる消防出初式はしご乗り。きやりなどもあってなかなか良いものです。

とんど焼き

浅草からは少し外れていますが、千貫神輿で有名な鳥越祭りが行われる鳥越神社。
その鳥越神社で行われる、都内ではあまり見なくなってしまった郷土民族行事です。
前年のお札や守り破魔矢等を火に入れて焼きます。古くからこの火にあたると、新しい一年が無事息災に過ごせると言われています。

二月

節分会・福聚の舞

浅草の観音様では節分会と言います。
今ではどこの寺院でも行われている節分の豆まき。浅草でお札を堂内の高いところからまいたのが始まりだそうです。
明治に入り、あまりの人出で怪我人が多数出たことによって、それ以来中止になったそうです。
節分は四季を分けるために年に4回ありましたが、今では立春の前日のみとなっています。
また浅草の観音様の豆まきは福は内とだけ言って鬼は外とは言わないそうですよ。

浅草寺では一年間の幸運を祈って「般若心経」を唱えながら豆まきの行事が行われ、観音様の功徳を讃えて七福神が豪華な衣装で舞う「福寿の舞い」が披露されます。

針供養(淡島堂)

浅草観音様の本堂西側にある淡島堂は、和歌山県にある淡島神社から勧請されたと言われています。
この紀州の淡島神社では、周辺の漁民が2月8日に漁を休み、折れた釣り針などを海底に沈めて海の神様を慰める習慣があったそうです。(これは現在も続いているかも)
その事から日常使っている針を納め供養するようになったと言われています。

針供養の当日は、一般家庭の主婦から、仕立て屋さん、袋物屋さんも仕事を休み、旧針に感謝の気持ちをこめて豆腐にさして供養するそうです。

金竜の舞い

浅草寺は山号を金龍山といいます。
「十八日寺辺に一夜にして松千株ほど生ず、三日を過ぎて天より長さ百尺ばかりの金鱗の龍、松の中にくだりしが、その後あるところをみず。これによって金龍山という」ところから来ているそうです。
金龍の舞はこの由来によるもので、昭和33年10月に浅草観音慶讃かいが長く伝わる記念行事として始まったものです。
この竜は身体部分の重さが約56lkg、頭の部分11kg、長さ14.5m。総金箔で出来ており、8人の手で勇壮に操作されます。

奉演は3月18日の浅草示現会の日と10月18日の菊供養の日に行われます。

三月

彼岸会

春と秋に七日づつ行われる説法。
餅団子を作り先祖の霊を供養し、墓参して墓前に線香を手向けます。
彼岸の名称は梵語の波羅(彼岸)蜜多(到達)を意味し、生死輪廻の此岸から涅槃常楽の彼岸に到る仏典の到彼岸という言葉から来ているそうです。

墨田公園桜まつり

3月下旬から4月上旬にかけては墨提の桜。
桜の開花に合せて、隅田川両岸は花見客で賑わいます。特に週末は浅草見物を兼ねた人達で、桜を見に来たのか、人を見に来たのか。。。。

夜になると色とりどりの提灯に灯りをともした屋形船が隅田川に浮かび、江戸の風情を楽しむことが出来ます。

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