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コラム

隅田川歳時記

七月

1日 / 水上祭
鳥越神社にて。「形代流し」とも呼ばれ、形代とは紙人形(ひとがた)のことで、これで体の悪い部分を撫でると、紙人形に移るという。その形代を積んだ御座船を先頭に氏子の乗った船の群れが、柳橋から隅田川を海に向かい、形代を海に流す。
1日 / 夏越の祓い(茅の輪くぐり)
富岡八幡宮にて。一年の中間に当たり、厄を祓って後半年を迎えようという行事で、茅の輪を左右左の順で三遍くぐり、この後、境内一画で大祓式を行う。
1日 / 富士祭
浅間神社にて。1日は富士山の山開きで、富士山の神霊とされる木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)を祀る各浅間神社でも富士祭りが行われる。
2日 / 水上大祓祭
第六天榊神社ほか
6〜8日 / 朝顔市
入谷鬼子母神にて。昔から朝顔の栽培で知られ、朝顔市は明治には全盛期となったが、大正2年に廃絶となり、戦後復活した。境内を中心に周辺の言問通り沿いを色とりどりの朝顔の鉢植えが埋め尽くすし賑わう。
7日 / 七夕
8日 / 守本尊法楽会(まもりほんぞんほうらくえ)
浅草寺影向堂にて
9〜10日 / 四万六千日(しまんろくせんにち)・ほおずき市
浅草寺境内にて。10日は観音功徳日にあたり、この日にお参りすると四万六千日分の功徳を受けられるという。9日の宵祭りから、江戸中期に近在の植木商が薬用として売ったのが始まりといわれるほおずき市が立つ、夏の下町風物詩。
12日 / 人形町草市
人形町駅周辺にて。俗に「盆具市」と呼ばれ、精霊祭りに霊棚飾りを売る市で、人形町通りに立つ。お盆行事は、この草市に始まり、墓参り、迎え火、盆灯籠送り火で終わる。
13〜15日 / 佃島盆踊り
佃1丁目中央広場にて。明暦3年(1657)の大火で焼失した西本願寺の、延宝8年(1680)に築地本願寺の御堂再建を記念して、信仰厚い漁民たちが祖先の霊を供養する念仏踊り。
15日 / 盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)
浅草寺にて
最終の土曜日 / 隅田川花火大会
夏を彩る隅田川最大の行事。もともとは両国川開きに、疫病除けの水神祭を催し花火を上げて、両国橋付近で始まった。昭和36年を最後に中絶していた両国の花火にかわり、昭和53年に17年ぶりに復活した。平成12年は8月26日の土曜日。

八月

1日 / 誓戒会(せいかいえ)
浅草寺伝法院にて
4〜6日 / せともの市
人形町商店街通りにて。人形町の交差点から水天宮の交差点まで、瀬戸物問屋の蔵払い市で、道端に瀬戸物がズラリと並ぶ。
4日 / 箸供養
鳥越神社にて。1メートル余りの大きな箸を神前に祀り、お祓いの後、持ち寄った使用済みの箸を燃やして息災を祈る。
6日に近い日曜日を含む3日間 / 佃島住吉神社大祭
佃島に移住してきた漁師たちが、干潟の埋め立てが一段落した正保3年(1646)に、摂津住吉神社より分霊して神社を建造したと伝えられ、3年に一度の夏祭り。本祭りには、神様が降られる依代として数十メートルもある大柱を立て、武者絵を描いた大幟を掲げる。初日は若衆による獅子頭の宮出し、宮出しで幕を開き、獅子頭の鼻面に触ると福があるという。翌日は本社神輿の宮出し、お旅所まで渡御、町会神輿の連合宮入りがある。最後の日は本社神輿がお旅所から町内渡御をし、宮入りする。
上旬 / ウォーターフェア・レガッタ
隅田川(吾妻橋〜白鬚橋)にて
15日 / 万霊灯籠供養会
浅草寺にて。灯籠のお焚き上げ。太平洋戦争の戦災物故者の供養の後、隅田川に法要船を出し、灯籠流しが行われる。
15日前後の土・日曜日 / 富岡八幡宮祭礼
寛永元年(1624)僧長盛が八幡大菩薩を祀ったのが創建と伝えられ、境内を入ってすぐ右側には、江戸の勧進相撲が境内で行われていたため、横綱及び大関の力士碑が立つ。3年に一度の本祭りには鳳輦の神幸祭と町会神輿の連合渡御がある。「ワッショイ」の掛け声で勇ましく担がれる54基の町会神輿の渡御は壮観であり、俗に「水かけ祭り」ともいわれる。町は祭り一色に塗りつぶされる。翌年には千貫神輿である本社神輿の二之宮の渡御がある。
17日に近い土・日曜日 / 深川神明宮例大祭
当社は万年橋の東北に鎮座している。3年に一度の本祭りには、鳳輦と神明型の千貫本社神輿の渡御がある。本社神輿は昭和9年、後藤直光作で屋根は黒漆塗りの段葺き屋根である。
下旬 / 虫聞きの会
向島百花園にて。園内の絵行灯に明かりがともると、草むらで秋の虫が泣き出すという、江戸情緒を伝える会として名高い。秋草の咲き乱れる園内に、虫を放ち、美しい音を聞くという風流な行事。
最終土曜日 / 浅草サンバカーニバル
浅草寺周辺にて。昭和56年生まれの祭りで、本場リオのカーニバルを手本に、本場そのままの熱気とパワーで、暮れから繰り広げられる一大ページェント。
下旬 / 台東薪能
浅草寺にて。神事能の一つで、室町時代に奈良興福寺の修二月会に行われた「薪猿楽」が起源とされる。毎年夏に行われる台東薪能は昭和55年から始まった。

九月

秋分 / 秋季彼岸会
浅草寺にて
15日 / 牛島神社祭礼
昔は「牛御前社」といわれ、慈覚大師が貞観2年(860)に郷土の守護神に素盞雄命を勧請して創建されたという。本殿に向かって右にある牛は「撫で牛」と呼ばれ、文政8年(1825)奉納の青銅製で霊験あらたかという。5年に一度の本祭りには鳳輦牛車の神幸祭と町会神輿の連合渡御宮入りがある。
15日 / 十五夜月見
隅田公園・向島百花園にて
16日 / 三囲神社祭礼
文和年間(1352〜56)、近江は三井寺の僧源慶が弘法大師ゆかりの小社を見つけ、社殿を修復したところ、土の中から白狐に乗った老翁の像が出てきた。その時、1匹の白狐が現れて、その像の周りを3度回ったので、「三囲」という名が付けられたという。昔は「田中稲荷」と呼ばれた。慶応2年作の本社神輿の渡御は不定期。2基ある神輿は江戸期に造られた格調高いもので、うち1基が渡御する。
20日 / 聖天祭
待乳山聖天にて。聖天開山の日に巾着と二股大根を祀ることから金力・精力の神として評判が高く、健康と商売繁盛を祈願する。
28日 / 正五九大護摩
浅草寺にて

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